もっと知りたい健康保険
子どもの医療費
子どもの医療費の7〜8割は健保組合が負担している!
現在、子どもの医療費は「子ども医療費助成制度」により、無料もしくは軽減措置がとられています。そのため、子どもの医療費は国や自治体が負担していると思っている人が多いようですが、実は自治体の負担は自己負担分にあたる2〜3割のみ。残りは健康保険組合が負担しています。つまり、わたしたちが毎月負担している健康保険料から支払われているのです。
安易な受診は健保組合の財政悪化の原因に
実際の窓口では医療費がかからないので、得をしている感じがするかもしれませんが、それは大きな間違いです。例えば6歳未満の場合、夜間や休日などの割増料金は大人よりずっとかかります。
6歳未満の割増料金
| ※( )内は6歳以上 | ||
| 時間帯 | 初診時 | 再診時 |
|---|---|---|
| 時間内 | 750円 (加算なし) |
380円 (加算なし) |
| 時間外加算 | 2,000円 (850円) |
1,350円 (650円) |
| 休日加算 | 3,650円 (2,500円) |
2,600円 (1,900円) |
| 深夜加算 | 6,950円 (4,800円) |
5,900円 (4,200円) |
※小児科を標榜している医療機関では、診療時間内でも夜間・深夜・休日加算がかかる場合があります。
(例:日曜日を診療日にしている場合でも、休日加算がかかる)
安易な受診が増えると、健保組合の財政悪化につながるだけではなく、本当に緊急性の高い患者さんの治療に支障をきたすことになります。重症の場合はすぐに受診が必要ですが、そうでない場合は、平日の診療時間内に受診できないか、本当に受診が必要か、考えてみることも大切です。
健保からのお願い
ムダな医療費を減らし、必要なときに安心して医療が受けられるよう、子ども医療の適正受診にご協力をお願いします。

