疾病予防・健康づくり(保健事業)
乳がん検診
スクリーニング検査名 | 乳房エックス線(マンモグラフィー)検査と乳房エコー検査 | |
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検査内容 | 乳房エックス線検査:両乳房を均一の厚さになるように板で挟み、撮影をします。乳がんの初期症状の発見が得意です。 | |
乳房エコー検査:超音波を発する器具を当て、反射信号を画像にします。 しこりの内部や表面の状態の画像が見れる為、しこりの発見が得意です。 |
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対象年齢 | 国指針 | 40歳以上 |
フジクラ健保 | (年齢条件なし) | |
受診間隔 | 国指針 | 2年に1回 |
フジクラ健保 | 年1回 | |
乳がんについて | 日本人女性の9人に1人は乳がんにかかると言われており罹患数第1位(2019年)です。検診やセルフチェックで早期発見が可能で、早期に治療ができれば生存率が上がります。その為、死亡数はそれほど多くなく、女性のがん死亡数では第4位(2021年)です。乳がんは30歳代から急激に増え、40歳代半ばを中心に60歳代までが多いです。特に家族歴のある方は、若いうちから注意が必要です。 | |
一次予防 ※ブレストアウェアネスについて詳細はその他欄参照 |
ブレストアウェアネス:乳房を意識する生活習慣の事です。「見て」「触って」いつもと変わりがないかを入浴中などに定期的にチェックをしましょう。しこりがあったりえくぼの様なひきつれなど、変化があれば乳腺科を受診し、特に問題なくても2年に1回検診を受けましょう。 | |
生活習慣:出産経験がなかったり初潮年齢が若かったりするとリスクが高いと言われていますが、お酒をよく飲んだり閉経後の肥満などでもリスクが高まります。肥満の解消とお酒は適量を心がけましょう。女性は男性と比べて肝臓が小さいです。男性の半量(アルコール20g/日未満)にしましょう。 | ||
メリット | 授乳中や乳腺密度が高い場合、マンモグラフィーではがんを発見しにくいが、超音波検査でしこりは見つけられる為、状況に合わせて検査の選択ができれば早期発見・早期治療ができ、死亡リスクが減ります。定期的な検診で早期に発見されることが多く、その場合、身体への負担の少ない軽度な治療で済みコストも抑えられます。異常なしと判定された場合の安心感を得られます。 | |
デメリット | 両方の検査で偽陰性や偽陽性の可能性があります。乳腺が発達している方はマンモグラフィー検査では見つけにくい為、超音波検査をお勧めします。但し、超音波検査ではがんとがん以外のものの判別が難しい場合があり、良性腫瘍だったりと不必要な精密検査の可能性が高くなります。 マンモグラフィーは、乳房を平らにしたりなど、痛みを感じることが多いです。 |
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その他 |
~ブレストアウェアネスでの
セルフチェック方法について~ 引用:東京都福祉保健局 #女子けんこう部 |
用語の定義
用語 | 意味 |
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偽陰性 | 本来は陽性であるにもかかわらず、陰性と判定されること。 |
偽陽性 | 本来は陰性であるにもかかわらず、陽性と判定されること。 |
罹患 | 病気にかかること。 |